平成29年2月7日、公益社団法人八戸法人会が主催する税理士セミナー「あんしんな老後と相続を考える」が開催され、弁護士・山口龍介が受講してきました。
このセミナーでは、信託(家族信託)制度の概要と信託に関する税務の基礎、そして、具体的な活用方法としての認知症に備えての信託の活用、遺言書としての信託の活用、事業承継のための信託の活用などについて、講師の税理士から解説いただきました。
信託法の改正により、それぞれの人に合った信託を設定できるようになり、本人の希望に適った財産管理や、争いのない相続を実現するためのツールの一つとして信託の活用が注目されています。
主なものとしては、認知症に備えて成年後見制度よりも財産管理上の自由度が高い信託を活用する例、円滑な事業承継のために信託を活用する例などがあります。
当事務所では、本人の希望に適った、争いのない相続の実現のために、生前対策のご提案をさせていただいております。
今後は、この家族信託の活用も含めて、さらに相談者・依頼者の希望に適ったご提案ができるように、また、認知症に備えての財産管理のご提案ができるように、専門性を高めて参りたいと思います。
(弁護士・山口龍介)